主電動機
電気式駆動システム を搭載した動力車 は、主電動機によって駆動します。
主電動機は通常、車軸の付近に配置され、電気 の力で動きます。
電気車のスロットル を操作すると、電源 から様々な機器類を経由して、主電動機に電力が供給されます。
電気式ディーゼル車 では、必要な電力を発電するためにエンジン回転数を増す必要があるため、応答が多少遅れる場合があります。
車両の速度が非常に遅い場合、主電動機には高い電流が印加され、高いトルクを発生させます。
しかし、速度が速くなるにつれて、主電動機に生じる逆起電力が大きくなります。
逆起電力は印加している電圧に対抗するため、電流およびトルクが低下します。よって、車両の速度が速くなるほど、加速度を維持するために必要な電力は大きくなります。
このため、電流計と主電動機の温度計を注意深く観察し、いずれも目盛板の赤い範囲に入らないようにしながらスロットルを段階的にゆっくりと加減して、電流を正常範囲に保つことが重要です。
電気車は、高負荷状態で加速すると、長時間に渡って高電流が印加され続ける可能性があります。これは、主電動機の温度を上昇 させます。
セッションの難易度設定 によっては、主電動機が過熱してブレーカー が落ちたり、最悪の場合は短絡 して車両が発火したりする可能性さえあります。
非常に高いサージ電流が主電動機に加わった場合は、過熱する前にブレーカーが落ちる可能性がありますが、それでも損傷を受けるリスクは残ります。
電気動力伝達システムが損傷 した場合、1台または複数台の主電動機が動作しなくなる可能性があります。
この場合、電気車は通常は複数台の主電動機を搭載しているため、残りの動作可能な主電動機に、自動的に電力が再分配されます。
ただし、少ない動軸に電力が配分されるようになるため、空転 が発生しやすくなります。
一部の電気車では、発電機の負荷を最適化するために、主電動機回路をつなぎ替えます。
これは「渡り」と呼ばれ、特定の速度で主電動機が短時間遮断されますが、これは正常な動作です。
主電動機は、特定の速度までしか耐えられません。その速度は通常、速度計の目盛板の赤い範囲で示されます。
それを超える速度で走行すると、主電動機に通電しているかどうかに関わらず、致命的な損傷 につながる可能性があります。
主電動機を動作させるには、関連するブレーカー を ON にする必要があります。
ガジェットの電流制限装置 や過熱防止装置 を取り付けると、主電動機の負荷と温度の管理をしやすくなります。
主電動機から得られる利点として、発電ブレーキや回生ブレーキ を使えることが挙げられます。