前照灯と室内灯
ほとんどの動力車には、暗闇で良好な視界を得るために、遠くまで照らせる前照灯を装備しています。
また、後方からの視認性を高めるために、赤く光る尾灯を装備している場合もあります。
一般的に、鉄道車両は 2方向に走行できるため、前照灯と尾灯の両方が両端に装備されています。
通常、車両の運転台にあるスイッチを操作して、両端の灯火類の種類と明るさを個別に設定することができます。
灯火類については、列車は 1台の車両のような存在として考えます。
そのため、一番前の車両は前照灯を、最後尾の車両は尾灯を点灯し、灯火類が遮られる中間の車両は点灯しないことを推奨します。
例えば、機関車が後ろに貨車・客車をけん引している場合、機関車後部の尾灯は消灯する必要があります。
列車の最後尾の貨車・客車や蒸気機関車など、尾灯を装備していない車両には、後部標識用ランタンを連結器に取り付ける必要があります。
日中は、前照灯を進行方向に向かって暗めの「ランニング」ポジションに設定することを推奨します。
一方、夜間やトンネル内では、外の視界に応じて「ロービーム」または「ハイビーム」ポジションに設定する必要があります。
人口密集地でのハイビームの使用は推奨されません。
尾灯の明るさは、前照灯の明るさと同じか、それに近い設定にすることを推奨します。
両方向の前照灯を点灯させることもでき、これは入換え作業の際に実用的です。
どうしても必要な場合、例えば、車体が損傷して前照灯が壊れた場合や、先頭車両に前照灯が装備されていない場合などでは、懐中電灯で進路を照らしたり、外部からの車両の視認性を高めることができます。
カスタマイズ用の前照灯、尾灯、その他の灯火類をショップで購入でき、ガジェットして取り付けることができます。
車両には通常、計器や運転台を照らす機能があります。
それが無い場合は、ランタンを置いたり、天井から吊り下げたりする選択肢もあります。