脱線

カーブを通過するスピードが速すぎると、鉄道車両は線路から外れてしまいます。これを脱線といいます。脱線は、車輪に小さな損傷を与えるだけでなく、車両が線路から大きく飛び出し、他の物体と衝突して甚大な被害をもたらすことがあります。

車両が曲がるとき、脱線する限界に近づいていると、車輪のフランジがレールに接触し始めます。その際にはっきりとした高い金切り音を出し、手遅れになる前にスピードを落とすよう運転士に警告する合図となります。

無線機を使い、脱線した車両を線路に戻すことができます。脱線した車両から目的の線路までの距離によって、復線費用が変わるので、慎重に復線する場所を決めることをお勧めします。さまざまな条件によっては、脱線した動力車を運転し、線路に近づけてから復線することで費用を削減できる場合があります。