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Cylinder Cocks/ja: Difference between revisions

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Created page with "{{pll|Water Level|ボイラーに過剰に注水}}した場合や、{{pll|Cutoff|カットオフ}}を進行方向とは逆方向に設定した状態で車両を走行させた場合も、シリンダーに水が溜まることがあります。"
 
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シリンダーに蒸気が入らなくなると、シリンダーはすぐに冷えてしまいます。これは、ボイラーと火室から分離されているためです。そして、シリンダー内の蒸気が凝縮されて、あっという間に水に戻ります。水は蒸気と違って圧縮できないので、シリンダーに十分な量が溜まってピストンで押されると、シリンダーを壊して動力伝達システムの致命的な損傷を引き起こすことがあります。
シリンダーは{{pll|Steam Overview|蒸気機関}}を構成する機器であり、車両を駆動するピストンを内蔵しています。<br/>通常、車両前部の左右に 1つずつ、計2つのシリンダーがあります。<br/>動輪が 1回転するごとに、{{pll|Cutoff|カットオフ}}で設定された量の蒸気が{{pll|Regulator|蒸気室}}から交互に供給されます。


<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
シリンダー内の蒸気は、動輪と機械的に結合されたピストンを押し、車両を駆動します。<br/>仕事を終えた蒸気は吐出管から排出され、煙室で、{{pll|Firebox|火室}}から送られてきた煙と混合され、煙突から大気中に排出されます。
For this reason there are cylinder cocks. They are operated by a valve from inside the cab, allowing water to be released from the cylinders. As some of the steam from the cylinder is lost while the cylinder cocks are open, acceleration is reduced. Typically, the drivers open cylinder cocks for a few seconds after being stationary for some time.
</div>


<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
惰性走行や停車などの理由でシリンダーへの蒸気供給が止まると、シリンダー内の蒸気の温度は急速に下がります。これはシリンダーが、高温の{{pll|Boiler|ボイラー}}や{{pll|Firebox|火室}}から分離されているためです。<br/>そして、シリンダー内に残された蒸気は、急速に凝縮して水に戻ります。<br/>シリンダー内に、ある程度の量の水が溜まると、弁装置のサイクルごとに水が跳ね上がるような音が出始めます。これは危険の兆候です。水は蒸気と異なり圧縮性が極めて小さいので、ピストンで押されるとシリンダーを損傷させ、{{pll|Mechanical Powertrain Damage|動力伝達システムに致命的な損傷}}を与える可能性があります。
Cylinders can also fill with water in a process called priming. This is the case of the boiler having too much water, or running the vehicle with the cutoff set in the opposite direction, causing water to overflow into the cylinders.
 
</div>
これを防ぐため、蒸気機関車にはドレン弁が装備されています。<br/>ドレン弁は通常、{{pll|Rail Vehicle Types|運転台}}内にあるレバーで操作し、シリンダーから水を排出します。<br/>しかしドレン弁からは蒸気も排出されるため、車両が停止状態から動き出す際は、通常は数秒間ほど開けておく必要があります。
 
{{pll|Water Level|ボイラーに過剰に注水}}した場合や、{{pll|Cutoff|カットオフ}}を進行方向とは逆方向に設定した状態で車両を走行させた場合も、シリンダーに水が溜まることがあります。


{{See also|Mechanical Powertrain Damage|Water Level|Cutoff}}
[[Category:Steam Drivetrain|3]]
[[Category:Steam Drivetrain|3]]

Latest revision as of 08:47, 14 June 2025

シリンダーは蒸気機関 を構成する機器であり、車両を駆動するピストンを内蔵しています。
通常、車両前部の左右に 1つずつ、計2つのシリンダーがあります。
動輪が 1回転するごとに、カットオフ で設定された量の蒸気が蒸気室 から交互に供給されます。

シリンダー内の蒸気は、動輪と機械的に結合されたピストンを押し、車両を駆動します。
仕事を終えた蒸気は吐出管から排出され、煙室で、火室 から送られてきた煙と混合され、煙突から大気中に排出されます。

惰性走行や停車などの理由でシリンダーへの蒸気供給が止まると、シリンダー内の蒸気の温度は急速に下がります。これはシリンダーが、高温のボイラー 火室 から分離されているためです。
そして、シリンダー内に残された蒸気は、急速に凝縮して水に戻ります。
シリンダー内に、ある程度の量の水が溜まると、弁装置のサイクルごとに水が跳ね上がるような音が出始めます。これは危険の兆候です。水は蒸気と異なり圧縮性が極めて小さいので、ピストンで押されるとシリンダーを損傷させ、動力伝達システムに致命的な損傷 を与える可能性があります。

これを防ぐため、蒸気機関車にはドレン弁が装備されています。
ドレン弁は通常、運転台 内にあるレバーで操作し、シリンダーから水を排出します。
しかしドレン弁からは蒸気も排出されるため、車両が停止状態から動き出す際は、通常は数秒間ほど開けておく必要があります。

ボイラーに過剰に注水 した場合や、カットオフ を進行方向とは逆方向に設定した状態で車両を走行させた場合も、シリンダーに水が溜まることがあります。